トヨタ80スープラを 色替え全塗装しました!
名古屋市守山区に在住の N 様より、愛車の全塗装の御依頼を頂きましたので、ご紹介いたします(^^)/!!
お車は、トヨタの4代目スープラ(80系)が入庫しました!!
伝説の80スープラ\(-o-)/
80スープラと聞くと、心が躍る方も多いのではないでしょうか(^^)♪
80スープラが発売された当初から、先代と比べてガラッとボリュームを加えられたデザインと、名機「2ZJエンジン」や先進サス「REAS」を装備したスペックの高さから、排出ガス規制による生産終了でその幕を閉じるまで、人気が途絶えることの無かった伝説のスポーツカーと言えますね👏!!
2002年に生産を終了した80スープラですが、2019年に現行GRスープラが発表され注目を集めてもなお、80スープラの人気は中古車市場で高騰し続けているのですから驚きです、、(-o-)!
現行GRスープラは、トヨタとBMWの共同開発により17年ぶりに復活しましたが、80系はトヨタ単独開発の最後のスープラであり、装備・歴史・完成度、どこを取っても人気の理由が分かる存在ですね!!
修理箇所を確認する
今回のユーザー様も、こちらのスープラを中古で購入されてから、ずっと大切に愛用されているコアなファンのお1人です(^^)
「鈑金と全塗装を検討しているので、見積をしてほしい」ということで事前に御来店頂いたお客様でしたが、その際にお話を伺うと、購入当初からあった修理跡がかなり悪いので、しっかり綺麗に直したいというご意向があり、左クォーターパネルやリアガラス周りには、錆浮きや凹凸が所々出てきてしまっている状態でした。
こんもりしています
しています
塗装するカラーは、候補が何色かお有りで最初は悩まれていたので、カラーのサンプルをいくつかご用意して、じっくりと話し合いをしました(^^)
カラーの次に施工方法を決めていきますが、色を替える場合には、ドアなどを開けた時に見える内側など元色が分かってしまう部分は、基本的に塗ることをオススメさせて頂いています(^^)
もちろん、お客様の御希望や御予算に沿って、最適な施工方法をご提案させて頂きますので、お見積の際にはどのような事でも御相談下さいね(^^)/
今回は、錆浮き箇所の修理から全塗装まで全て当社に任せて頂けることになり、無料代車を御用意させて頂いて、大切なお車をお預かりしました!!
部品を脱着・分解する
塗装をする際には大前提として、土台となる下地(ベース)をしっかり整えた状態にすることが何よりも大切です!
はじめにクォーターパネルの鈑金修正を行うので、テールレンズ・リアバンパー・リアウィング・リアガラスなどは、あらかじめ取り外しておきます。
下準備をする
クォーターパネル鈑金
まずは、サビが浮いている部分を原因の層まで落として、しっかりとベース作りをしていきます\(-o-)/
鉄板が見えるまで塗膜を研磨して、鈑金で形を整えます!と、行きたいところでしたが前回の修理跡がかなり悪いため、その箇所を切断して新しく鉄板を取り付ける(切開鈑金)方法でないと、元通りのフォルムは作れない状態でした・・。
また、旧車になると部品の生産(一部)は終了しており、一から鉄板を修正していく作業となります。
ユーザー様にも事情を説明させて頂いたところ、快く理解して下さったので、お時間は当初の予定より頂きますが、しっかり綺麗に仕上げます!とお約束をし、腕を奮って取り掛かりました(^^)/
さっそく、状態の良くない鉄板部分を切断しました!! 綺麗サッパリです(^^)
切断して綺麗な状態に叩き直した鉄板を、1ミリの隙間も無いように車体へ取り付けて繋ぎ目を溶接したら、右側と同じフォルムになるようにハンマーのみで僅かな曲面を形成していきます!
溶接をした部分は凹凸が出来てしまうので、表面が均一に馴染むようにしっかりと研磨していきます。
これで、粗悪だった修理跡はまるで無かったことになり、スープラ本来のフォルムを取り戻しました(^^)
このような技術を持った職人さんは、今の時代では少なくなりました。
これで、鈑金作業が2週間ほどに渡り完了しました\(-o-)/
研磨します
部品の下地処理
ここから、いよいよ塗装の準備をしていきます!!
車体から取り外したバンパー・ドアパネルなどの外装部品を、作業台へセットして細かいキズや凹みが無いかを確認します。
車体に傷が付いていた場合、その上に塗装をしても隙間が出来てしまい、数年たった時にサビ浮きや穴開きなどの不具合が起きる原因となる為、塗装前の下地処理が一番重要な工程になります(^^)/
今回は、ドアパネルに付いていた小傷を、パテで埋めて表面を均一に修正しました!
その他に目立つ凹みや傷などは無く、普段から大切に使用されているのがお見受けできるコンディションの良さでした(^^)
マスキング
下地処理が完了したら、マスキングを行います!
”マスキング”とは、ビニールシートやテープを用いて、塗装の際に不必要な箇所を汚さないよう保護する工程のことを言います!
まずは車両本体から塗装するので、車両を塗装ブースへ移動させてからマスキングしていきます。
鈑金で修正した左のクォーターパネルも、この段階でサフェーサー(塗装の下地として塗布する、表面を均一にする防錆剤)を吹いてあります!
塗装をする
車両本体を塗装する
ここからいよいよ塗装に移ります!!
今回は、トヨタ純正色のスーパーレッドというソリッドカラーを調色しました!
車両本体への全塗装は範囲が広く、液ダレや色ムラなどの問題が起こりやすい為、慎重に取り掛かります。
右リア
右リア
左フロント
左フロント
右フロント
右フロント
車両本体への塗装は、完成後の姿がイメージしやすくワクワクしますね(^^♪
左クォーター
左クォーター
ルーフなどの高さのある箇所は、踏み台を使って上から垂直に塗料がかかるように塗っていきます。
外装部品を塗装する
次に、取り外していた部品の塗装に移ります!
車体と同色のスーパーレッドで鮮やかに色付けしていきます(^^♪
(おもて)
(うら)
同様にボンネットや、ドアミラー・リアウィング・アウターハンドルなどの小部品も塗装しました!
(おもて)
塗装後はブースから出し、自然乾燥または遠赤外線ヒーターを使って、塗装面をしっかりと乾燥させていきます!
部品を車両へ組み付ける
塗装した部品が全て乾燥したら、車両本体へ組み付けていきます!
ドアなどの大きな部品は重量がある為、傷を付けないよう複数人で慎重に取り掛かります。
いよいよ完成も近いです(^^)✨
磨き処理をする
ここから仕上げの作業に入ります!
塗装の際に付着したブツや小さな埃が無いかを、職人の目で隅々まで点検をし、コンパウンド(細かい研磨粒子が含まれたペースト状の磨き剤)を塗布して磨いていき、塗装面を綺麗に整えます!(^^)!
ブツと言ってもパっと見では分からない程の小さなものになりますが、この工程でしっかりと除去することで、仕上がりに段違いの差がでます\(-o-)/
妥協のできない大切な工程なので、地道に2日ほどかけて丁寧に仕上げました!
最後に手洗い洗車をして完成です(^^)/
完成
見事に生まれ変わりました!! ピカピカの80スープラです!!✨
エンブレムやガラスモールなどの部品類も、丸ごと新品へ交換して新車同様になりました\(-o-)/
施工前
施工後
施工前
施工後
施工前
施工後
リアガラス周りの錆浮きは、錆をしっかりと落としてから、今後再発しないように錆止め剤を塗布してあります!
ガラスを脱着した際にガラスモールも全て新品交換したので、リフレッシュしましたね\(-o-)/✨
鮮やかな赤色が良く似合う、スープラの曲線的なデザインが美しいです🌞
ドアを開けた時に見える内側まで、同色でまんべんなく塗装したので、元からこの色だったかのような仕上がりになりました!!
鈑金でフォルムを修正したクォーターパネルも、何も無かったように本来の姿を取り戻しましたね(^^)/
な盛り上がりが →
取り戻しました!
そうして待ちに待った御納車の日を迎えました!🌞
首を長くして待って下さっていたユーザー様にも御連絡させて頂き、早速御来店して下さり現車を確認して頂きました。
N 様は、幼い頃に見かけた赤色のスープラを今でも覚えているほど憧れていらしたようで、いい機会だからと今回は色替えする事を決めたのだそうです🚗✨
素敵なお話を聞かせて頂けてほっこりしました(^^)
御納車の際に、宜しければ今後の補修にお役立て下さいと、同色の塗料でお作りしたタッチペンをサービスでお渡しさせて頂きました(^^♪
今後のアフターメンテナンスもお約束し、「また一つ愛着が沸きました、今後も大切に乗っていきます」と嬉しいお言葉を頂けて、ピカピカの80スープラに乗って御帰宅となりました😊
このように当社では、確かな技術を持った職人が自信を持って施工させて頂きますので、
・愛用されているお車の色褪せが気になる
・長年乗り潰したのでそろそろイメージチェンジしたい
・中古で購入されたお車を自分好みの色にカスタマイズしたい
などでお悩みの方や、全塗装を考えられている方は是非、お気軽に小牧市のティー・アール・シーまで御連絡ください。お待ちいたしております(^^)
現在のお車の状態やご希望の作業内容、色によって価格は大きく変わります。
まずはお問い合わせを!