ランサーエボリューション8を同色全塗装しました!
T市にお住まいのF様より、愛車の全塗装のご依頼を頂きましたので、ご紹介をいたします(^O^)/
今回はランサーエボリューション8が入庫しました!
生産は2003年と21年の年月が経っている車です。
ランエボはまだまだ人気の絶えない車で、同色や色替えで乗り続けたいとおっしゃられるオーナー様が多いですね。
今回ご依頼をいただいたランエボも同色全塗装を希望されていました。
お車の状態はボンネットとルーフが色褪せて状態があまり良くはありませんでした。
ランエボ8MRはルーフも熱伝導のいいアルミ素材を採用されているというのもあってか、
ボンネットやルーフは紫外線がよく当たる部分であり、ボンネットはエンジンの熱も加わって塗装が傷みが顕著でした。
部品を外す・下準備をする
まずは取り外しが可能なバンパーやミラーやヘッドライトなどを取り外していきます。
ルーフとボンネットを全体的に研いでいきます。
しっかり悪いところを研ぎ切らないと、塗装をしてしばらくしたら下から浮いてくることがあるので研ぎ切ります。
研いだ後はサフェーサーという下地材を吹いて乾燥をさせてまた研ぎます。
サフェーサーは古い塗膜と新しい塗装の密着を良くしたり、小さい傷や穴を埋める役割もします。
下地作業がある程度終わったらフロントガラスとリアガラスを外しました。
ガラス周りのモールを交換する目的と、モールが被っていてガラスを外さないと塗れない部分があるからです。
もちろんガラスを外さずにできる車種もありますが、
ガラスを外して全塗装をするメリットは
全塗装の時にトリムテープというプラスチックの硬いものがついたマスキングテープでゴム製のモールを曲げながら作業をするので、モールに癖がついてしまう可能性があること。
ガラスを取った状態の塗装は奥までしっかり塗り上げることができることや、ゴム製のモールを新品に交換ができるのでより新車感が味わえるといったことがあります。
デメリットは当然ながらガラスの着脱の工賃がかかるといったところでしょうか。
ドアの飛び石などもありましたので、ドアやクオーターの悪い部分にはパテやサフェーサーを用いて下地作業をし、
特に傷などがなかった部分は足つけ程度に研ぎました。
塗装をする
まずは本体を塗装していきます。
車をブースに移動させてからマスキングをします。
下地作業をする時は新聞紙などを用いることがありますが、塗装の時はハトロン紙やビニールといった埃の原因になりにくい素材を使用しています。
マスキングが終わったら研いだ時に付着した皮脂などが塗装の不具合になるので脱脂をし、静電気によるブツや埃の付着を最低限にするためにも除電ブローをします。
全て終わったらベースを数回吹いて、クリアーも数回吹いて本体の塗装は完成です。
塗装が終わったら、自然乾燥または赤外線のヒーターを用いてしっかり乾燥をさせます。
今回はドアを全て外して塗装をしました。
当社は基本的にはドアを外して作業をするようにしています。
ドア内なしの塗装もできますが、ドア内塗装をすることによってドアの開閉時に新車のような艶感に満足感が得られ、
ドアをつけた状態の塗装の際に身体が触ったり、ヒンジやドアが付いていると塗りにくい部分も容易に塗ることができて塗装の質が上がります。
分解をしたパーツも事前に下地や足つけをやっておいてから本体同様に塗装をしていきます。
同じ色に塗装でも色の深みや艶感が全く違うので、組み立てた時に同色でも全く違って感動します。
今回は艶消しでドアのサッシュも塗装をします。
最近の車は化粧パネルだったり、サッシュテープを貼っている車が多いですが、このランサーエボリューション8はサッシュに塗装の仕様でした。昔の車に多い仕様ですね。
ビニールで艶消しブラックの部分が本体の部分にかからないようにきっちり養生をして塗装をします。
塗装前と塗装後がこちら。
もなくなり、サッシュの黒の深みも増して新車のような状態に戻りました!
組み付け・チェックをする
全て塗装が完了をしたら組み付けをしていきます。
ドアなどは干渉傷を作らないように2人で持って作業をします。
ヘッドライトはお客様の持ち込みで交換をし、
フロントガラスとリヤガラスも外しているので、モールの交換をしました。
色褪せていたモールも色が戻って、塗りたての塗装がより映えますね。
磨きを行うときは組んだ後のタイミングで行なっていきます。
特にこういうガンメタなどのメタリックや、キャンディーの塗装は磨きをするとシンナーが抜けた後のボヤッとした印象から肌が整えられて深みが増した状態になるのでオススメです。
磨きも終わったら塗装や組み付けなどの最終チェックをして全塗装は完了です。
完成
完成しました!
同色でしたが、艶感や色の深みが戻って新車のような輝きになりましたね!
まだまだこの先もこの先も長く乗って頂けそうです!!
完成後、とても楽しみに待って下さっていたF様に御連絡させて頂き、早速御来店頂いて現車を確認して頂きました。
そして今後のアフターメンテナンスもお約束してご帰宅となりました。
F様、この度はご来店ありがとうございました(^^)/
各パーツのビフォーアフターです。
20年も経つとボンネットやルーフ以外の悪かった部分以外のパーツも色が抜けていた感じがよくわかりますね。
新しく塗った写真と比較をすると、色の深みが全然違います!
このように当社では、確かな技術を持った職人が自信を持って施工させて頂きますので、
・愛用されているお車の色褪せが気になる
・長年乗り潰したのでそろそろイメージチェンジしたい
・中古で購入されたお車を自分好みの色にカスタマイズしたい
などでお悩みの方や、全塗装を考えられている方は是非、お気軽に小牧市のティー・アール・シーまで御連絡ください。お待ちいたしております(^^)
現在のお車の状態やご希望の作業内容、色によって価格は大きく変わります。
まずはお問い合わせを!