セリカを同色全塗装しました!

N市にお住まいのF様より、愛車の全塗装のご依頼を頂きましたので、ご紹介をいたします(^O^)/
今回はセリカが入庫しました!

セリカはトヨタで1970年から2006年まで製造されていました。
今回入庫したセリカは最終型である6代目です。
1999年から製造されていたので、一番古いと25年前の車になるんですね。
生産終了をしてからしばらく経ったセリカですが、トヨタ自動車の新社長である佐藤社長が就任時にセリカの復活をさせるという意気込みをしていたようで、復刻が楽しみな車の一つです。

20年近く前の車というだけあってか全体的にクリアーが剥がれていたりしました。
赤色は元々紫外線に弱く、特にボンネットはエンジンの熱もあるので劣化が激しくなりがちな部分でもあります。
よくあるルーフ・ボンネットの剥がれ以外もドアハンドルの部分も剥がれかけてました。

今回ご依頼をいただいたセリカは同色全塗装を希望されていました。
同色全塗装でもビフォーアフターの違いがはっきりわかるような内容ですので最後まで読んでいただけると嬉しいです!

部品を外す・下準備をする

まずは取り外しが可能なバンパーヘッドライトなどを取り外していきます。
取り外したら、全体的に下地作業が必要な部分を特定して、研いでいきます。

ボンネットは状態の悪い部分が多かったので全体的にしっかり研いで、カラーベースを削ぎ落としました。
塗装が悪い部分や凹んでいた部分などにパテを塗って乾燥をさせ、しっかり乾燥した後にまた研ぎをします。

今回はモールの交換も兼ねてフロントガラス・クオーターガラス・リアガラスとガラスを外す作業をしています。
ガラスを外して全塗装をするメリットとして、外したついでに新品のモールに交換ができ、より新車に近づいた状態にできるようになること。(大きなパーツではないですが、満足度はとても上がると思います)
全塗装時にマスキングでモールを曲げて塗装をするので、モールを曲げることによる癖がついたりダメージを受けてしまいます。

全体的に研ぎとパテまで作業が終わったら、塗装ブースに移動をさせました。
ブースに移動をさせたら全体的に綺麗にマスキングをやり直して、サフェーサーの塗装をしていきます。

今回は同色塗装で赤色なので白いサフェーサーを吹きました。
約20年前の車ということもあって、全体的に塗装の劣化が激しい状態でもあり、今後も長く乗り続けたいとのことだったので、全体的にサフェーサーを入れました。
赤色は特に紫外線にやられやすい色なので、古い塗装と新しい塗装の密着を手助けしてくれるサフェーサーを全体的に吹くことによってよりしっかりとした下地を作ることができ色持ちもよくなります。

分解をしたパーツも同様にサフェーサーを吹きました。

サフェーサーを吹いた後はしっかり乾燥をさせて、研いでいきます。
全体に研ぎができたら、いよいよ塗装をしていきます。

塗装する

下地の時に仕様をしたマスキングを全て取ってから、塗装をします。
塗装をするときはビニールやハトロン紙などの毛羽だたない素材の物を使用してマスキングをします。
マスキングが終わったら、皮脂などが残っていると塗装の不良を起こしてしますので、丁寧に脱脂をして
なるべく静電気によってブツや埃などが乗らないようにするために除電をします。

準備が全て終わったらいよいよ塗装をします。
ガラスを外してあるので、しっかりモールが付いて塗りにくい部分まで綺麗に塗ることができました。
両ドアの内側やリアゲートの内側も塗りました。
同色塗装でも内側を塗る場合と塗らない場合があります。
塗らない場合は、予算を安く抑えることができますし、塗る場合はどこを開けても綺麗で新車の時のような状態を楽しむことができます。
色替え塗装でも、近似色だったりすると内側は塗らなくてもいいという方もいます。

本体の塗装が終わると、自然乾燥または赤外線のヒーターを用いてしっかり乾燥をさせます。

乾燥が終わったら分解をしたパーツも同様に塗装をしていきます。
ボンネットも裏側まで塗装をしました。

分解をしたパーツも乾燥をさせたら塗装は完成です。

組み付け・チェックする

乾燥が終わったパーツから取り付けをしていきます。
リアゲートやドアといった重たかったり、大きいパーツは養生をして干渉傷を作らないようにして複数人で取り付けをしていきます。

全て取り付けが終わり、ガラスもついたら磨きをすることがあります。
ポリッシャーという磨く機械を使って磨くことによって、塗装後のボヤッとした部分がなくなってツルッとした印象になります。
特にメタリックやキャンディーといった奥行きを感じる塗装には、さらに艶感が増して深みが出るのでオススメです。

完成

完成です!!
赤は塗装がやれると白っぽくなってしまいますが、その白さもなくなり赤の深さがわかっていただけるかなと思います。
ガラスを取り外して新品のモールに変えたので写真からでもモールの黒さがバッチリ映えていますね。
ドアを開けた開口部やボンネットの裏側もきっちり塗ったので、どこを開けてみても古い状態の塗装は残っていないので新車のような気分が味わえると思います。

特に変化の大きかった部分をピックアップしました。
これだけ変化が大きいとより愛車に愛着が湧いたり、洗車がより楽しくなりそうですね。

完成後、とても楽しみに待って下さっていたF様に御連絡させて頂き、早速御来店頂いて綺麗に塗り上がった現車を確認して頂きました(^^)/
ピカピカになったセリカを見て喜んでいただけました!
そして今後のアフターメンテナンスもお約束してご帰宅となりました!

F様、この度はご来店ありがとうございました(^^)/このように当社では、確かな技術を持った職人が自信を持って施工させて頂きますので、愛用されているお車の色褪せが気になる長年乗り潰したのでそろそろイメージチェンジしたい・中古で購入されたお車を自分好みの色にカスタマイズしたいなどでお悩みの方や、全塗装を考えられている方は是非、お気軽に小牧市のティー・アール・シーまで御連絡ください。お待ちいたしております(^^

現在のお車の状態やご希望の作業内容、色によって価格は大きく変わります。
まずはお問い合わせを!