ベンツGクラスを色変え全塗装しました。

N市にお住まいのK様より、愛車の全塗装のご依頼をいただきましたので、ご紹介をいたします(^O^)/
今回全塗装をしたのはベンツのGクラスです。
古いこの型がとても気に入っており、なるべく雰囲気は残したいとご相談をいただきました。

入庫時

メルセデス・ベンツ Gクラスは、悪路走行を前提とした軍用車「ゲレンデヴァーゲン」の開発からスタートをしたルーツを持っており、その無骨なスクエアフォルムを保ったまま「本格クロカン」から現在は「超高級プレミアムSUV」へと進化した稀有なモデルです。
今回入庫したお車は、ゲレンデヴァーゲンと指される時代のGクラス。
部品を交換できるパーツもかなり少なくなっていますが、古いこの型が気に入っておりまだまだ乗り続けたいとのことでした。

塗装の状態を見てみると、下地は必要な箇所はありましたが全体的に必要な部分はありませんでした。

部品を外す・下準備をする

全塗装の一番最初にする作業は分解をします。
今回ははじめヘッドライトやテールランプ、バンパーなどを外しました。

入手できない部品がある場合の全塗装について

全塗装をするついでに古いパーツは交換して、なるべく長く綺麗な状態で乗りたいと思う方も多いと思います。
実際にフロントガラスを外したりするときはモールなどまだ交換部品が出ていれば、何気ないパーツでも印象が少し違います。

しかし、今回のような旧車やクラシックカーの場合、純正パーツがすでに生産終了(廃盤)で手に入らないという大きな壁にぶつかることも。
年数を経たゴムパーツやプラスチッククリップは、経年劣化による硬化でもろくなっており、無理に取り外そうとすると割れたり千切れたりして再利用ができなくなるリスクが非常に高いのです。
代わりの新品部品が手に入らない以上、部品を破損させてしまうと元には戻せません。
そのため今回は無理に外してパーツを壊してしまうリスクを避けて、部品を装着したまま細部まで徹底的にマスキング処理を施して塗装を行うことにしました。

ドアノブ周りの下地が多かった訳とは

施工中の画像を見てみると、ドアノブ周りにパテを薄く塗って下地作りを行っているのがお分かりいただけるかなと思います。
ドアノブの周辺はドアを開閉するときダメージが蓄積をしやすい場所になります。
例えば引っかき傷はドアを開ける際、無意識のうちに爪や指輪、持っている荷物などがこすれて無数の小傷がついてしまいます。
今回のGクラスの場合は昔ながらの押しボタン式のドアハンドルを採用していることなどもあり、少し重かったり固かったりするシーンも多かった為かドアノブ周辺にパテを使った下地が必要な状態が多く見られました。

下地作業を行う部分にパテを塗りつけて、乾燥をさせその上から平滑になるように研いでいきます。

塗装によく使われるサフェーサー。サフェーサーって何?

パテで形を整えた後は、すぐに本来のボディカラー(上塗り塗料)を塗るのではなく、
その間にサフェーサー(下塗り塗料)という下地材を吹き付ける工程が必ず入ります。

なぜ、パテの上から直接色を塗ってはいけないのでしょうか? サフェーサーには、主に3つの重要な役割があります!

1. 塗料の吸い込みを防ぐ: パテの表面は、スポンジのように無数の目に見えない小さな穴が空いています。そこに色を塗ってしまうと、パテが塗料を吸い込んでしまいそこだけ色が沈んだり艶が引けて塗面にムラが。サフェーサーを塗ることで表面に膜を作り、塗料が染み込むのを防ぐ働きをします。

2. 塗料の密着性を高める:パテや削った鉄板の上は、そのままでは上塗り塗料がうまくせず剥がれてしまうことも。サフェーサーは接着剤のような働きをするので、ボディカラーの塗膜をしっかりと食いつかせ、後からの剥がれを防ぐ役割をします。

3. 微細な傷を埋めて表面を完璧に平らにする :パテを研磨した際のわずかなペーパー目や段差を、サフェーサーが埋めてよりなめらかな下地に整えることができます。

地味な工程ですが、全塗装のクオリティを左右する絶対に欠かせない作業だというのがわかりますね!

サフェーサーをしっかり乾燥させて、軽く足つけ程度に研いだら塗装の準備は完了です。

塗装をする

下地作業を終えたらいよいよ塗装をします。
色はクラシックホワイトを選択されました。

ドアの内側や開口部も塗りました。
色変えの際は中までしっかり塗ると、塗装前の色が残っていないので新車のような気分になりますね。

分解をした部品もしっかり裏側まで塗装をしました

全て塗装が終わったらしっかり乾燥をさせます。
乾燥が終わったら組み立てをし、塗装のブツやほこりなどが付着をしていたら磨きをします。
最後に建て付けや動作確認をして問題がなければ全塗装は完了です。

完成

いよいよ全塗装が完了いたしました!
K様からの「古い型の雰囲気は残したい」というご要望にお応えすべく、貴重なオリジナルパーツを大切に保護しながら丁寧に仕上げました。
クラシックホワイトへの変更もより古い型の雰囲気が伝わってきてかっこいいですね!

完成後、とても楽しみに待って下さっていたK様に御連絡させて頂き、早速御来店頂いて現車を確認して頂きました。
よく山に行かれるとのことだったので、塗装後のクラシックホワイトに色変えをしたGクラスも自然に馴染み楽しんでもらえるのではないでしょうか。

当店では、今回のように「部品が廃盤になっている旧車・クラシックカー」でも、お車の状態に合わせた最適な施工方法をご提案させていただきます。「古い車だけど綺麗にしたい」「部品が出ないと言われて困っている」という方も、ぜひ一度ティー・アール・シーにご相談ください。

 このように当社では、確かな技術を持った職人が自信を持って施工させて頂きますので、
・愛用されているお車の色褪せが気になる
・長年乗り潰したのでそろそろイメージチェンジしたい
・中古で購入されたお車を自分好みの色にカスタマイズしたい
などでお悩みの方や、全塗装を考えられている方は是非、お気軽に小牧市のティー・アール・シーまで御連絡ください。お待ちいたしております(^^)

現在のお車の状態やご希望の作業内容、色によって価格は大きく変わります。
まずはお問い合わせを!