コペンを同色全塗装しました

K市にお住まいのY様より、愛車の全塗装のご依頼を頂きましたので、ご紹介をいたします(^O^)/
今回全塗装をしたのはダイハツのコペン。
以前ご子息様が全塗装のお見積りでご来店された際に、金額面で成約には至らなかったのですが、ご家族に勧めていただきこの度全塗装をする運びになりました!

入庫時

2002年の登場以来、クラシカルな丸目ライトと滑らかなフォルムで世代を超えて愛され続ける初代コペンが入庫をしました。
可愛い見た目と軽規格でありながら直列4気筒ターボエンジンを搭載した走りも魅力的な名車ですね。
そんな初代コペンも登場から今や20年以上経ちます。
年数を重ねてきたからこそ、色あせや小傷が気になり始めて乗り換えか、全塗装でリフレッシュかと悩みも出てくる頃ですね。

入庫時の状態は、まだ少し艶もある状態でした。
大きな板金が必要な箇所はありませんでしたが、かすり傷や凹みなどところどころに見られました。

コペンのルーフは全塗装後のルーフの開閉のトラブルを避けるためにもつけたままの塗装をしました。
このことについては塗装の項目で詳しく書いていこうかと思います。

部品を外す・下準備をする

全塗装をするために必要なヘッドライトやテールランプ・ドアノブなどの分解を施していきます。
必要な分解を終えたら下地作業に入っていきます。

アルミ素材のボンネットの下地

一般的なボンネットの素材はスチール素材が使われているのですが、コペンは標準がアルミのボンネットを採用しています。
アルミのボンネットは軽量で赤錆には強いメリットがありますが、スチール素材と勝手が少し違います。
スチール素材の下地はそのまま通常のサフェーサーなどを使っての作業ができますが、アルミ素材は触るとスチールよりも表面が滑らかであり、通常の塗料が定着しにくいのです。
なのでアルミに適応をしたプライマーやミッチャクロンというアルミやステンレスなどの金属に塗装をした時に剥がれないような下地剤を吹いてからの塗装が必要になってきます。

アルミは熱伝導率の高い素材で塗装が悪くなりやすいことと、初代コペンは製造をしてから約20年近く経っている車ということもあって、
ボンネットの塗装は全部剥離をしリフレッシュをした状態での塗装をすることになりました。
右フェンダーもパテが付いている部分は擦り傷がありましたので、剥離をしパテで綺麗に形を整えました。

サフを塗ってから乾燥をさせる

剥離とパテの作業を終えたらサフをしっかり塗っていきます。
一回剥離をして、金属剥き出しの状態にしてしまっているので、この工程までは錆の原因を作らないためにも手早く作業をします。

サフェーサーを塗り乾かして再度全体的に軽く研いだら塗装前の準備は完了です。
剥離をしなかったパーツの部分の紹介をします。

凹みや擦り傷などの部分にパテをつけて乾燥をさせます。
乾燥を終えたらサフェーサーを塗り、しっかり塗れたら再度乾燥をさせ、軽く研いで塗装を待ちます。
全塗装は一見、色を塗るところが一番大事に見えるかもしれませんが、下地が上手くできていないといざ塗装をした時にちょっとした違和感を感じる仕上がりになってしまうことがあります。
この下地作業こそが完成を左右する一番大事な作業でなのです。

塗装をする

下地作業を終えてたらいよいよ塗装作業に入ります!
マスキングを終えたら、皮脂などが塗装不良の原因になってしまうので脱脂作業をし、埃などがなるべく塗装中に寄りつかないように除電   ブローをするのが塗装前の準備です。

コペンのルーフの塗装について

コペンは軽自動車でありながらオープンカーであるのが特徴な車。
電動で開閉するオープンルーフである為に、実は非常に精密な油圧機構やセンサー類が詰まっており、一度完全にバラしてしまうと、再組付け時にチリ(隙間)のズレや開閉不良といった動作トラブルを起こしやすいデリケートな部分といえます。

特に年数を重ねたお車の場合、樹脂パーツや配線の経年劣化もあり、「無理に完全分解することで生じるトラブルのリスク」が大きくなってしまいます。

そのため今回は、可動部分の安全性と今後のトラブル防止を最優先に考え、ルーフ本体を下ろさずに施工を行いました。可動ギミックを傷めることなく、隙間や細部までしっかりマスキングをし、細心の注意を払いながら塗装をしました。

ベースを数回塗って少し乾燥をさせた後、クリアーを数回塗りしっかり乾燥をさせたら本体の乾燥は完了です!

分解をしたパーツを塗る

剥離をしたパーツも本体同様に塗りあがりました!
裏面も綺麗に再塗装をしたので、ボンネットを開閉しても新車の雰囲気を味わうことができます!

その他の分解をしたパーツも同様に塗装をしました。
小さいパーツはとても塗りにくいため、なるべく治具という台に取り付けたりして慎重に塗る必要があります。

ヘッドライトやワイパーの塗装もできます。

全塗装をすると気になる、黄色くなったヘッドライトや色褪せたワイパー。
周りの塗装が綺麗になるとどうしても目立ってしまいます。
そんなパーツも全塗装で分解をしたついでに塗ることができます。

黄色くなったヘッドライトは少し研いでから、クリアー塗装をするとすっきりとしたクリアーな状態のヘッドライトになります。
ワイパーも艶消しの黒に塗ることで新品のような色味に。
取り付けをして完成車を見るとやってよかったなー!となるオプションの一つです。

完成

すべての工程が終わり、無事に完成いたしました!
全体の艶がしっかりと蘇り、コペン特有の滑らかで愛らしいフォルムが際立つ一台に仕上がりましたね。
今回はデリケートなアルミ製ボンネットへの下地処理や、電動ルーフの可動リスクに配慮したマスキング塗装など、お車のコンディションと今後の安心を第一に考えた施工を行いました。

同色塗装ですが、写真でも色の深さや艶感が戻っているのがわかりますね。
全塗装前は忘れていた本来の色はそうだこんな感じだった!!!と思い出すような1台になりました。

完成後、とても楽しみに待って下さっていたY様に御連絡させて頂き、早速御来店頂いて現車を確認して頂きました。
オーナー様のご期待にお応えできるよう、作業の進捗状況はLINEで随時写真をお送りしながら進めさせていただきました。
少しずつ生まれ変わっていく愛車の姿を、納車までの時間も含めて一緒に楽しんでいただけたのではないでしょうか。

 このように当社では、確かな技術を持った職人が自信を持って施工させて頂きますので、
愛用されているお車の色褪せが気になる
長年乗り潰したのでそろそろイメージチェンジしたい
中古で購入されたお車を自分好みの色にカスタマイズしたい
などでお悩みの方や、全塗装を考えられている方は是非、お気軽に小牧市のティー・アール・シーまで御連絡ください。お待ちいたしております(^^)

現在のお車の状態やご希望の作業内容、色によって価格は大きく変わります。
まずはお問い合わせを!